友人
昨夜、高校時代の野球部の同期から電話があった。
昨年やった野球部の同窓会を12日にやるけど、いつ新潟へ帰ってくるんだという内容だった。
ブログを読んでる方はご存じだと思うが、新潟へは先々週から五つ日間ほど帰っていたばかりだった。
とっさに、「今年は休みが取れなかったんだ」とうそをついてしまった。
これまた、このブログを長い間読んでいられる方はご存じだと思うが、あの口悪い同期からだった。
わからない方には、簡単に紹介しておくが、その同期は、野球部時代に副キャプテンでショートを守っているFというヤツだ。
だいたい、年に一度は電話があって、今年も電話があった。
いつもは、「お~馬鹿か」とか「お~○○○○(我輩の名前)か」といってかけてくる。
確かに、我輩は成績も要領も悪く、不器用だった(今では馬鹿に磨きがかかり、天まで届くアホにまでなっているが)。
それにしても、この歳になってまで「馬鹿」と言われるのは、逆に嬉しく思う。
話は戻してそのFから電話だが、やはり、簡単には「あーそうか」とはいかなかった。
案の定、「わかった、みんなに○○○○は来るといっておくよ」と言った。
我輩が「悪いが、みんなよろしくいっといてくれ」と言っても、「わかった、遅れてくると言っておく」と埒が明かない。
こんなやり取りが数十分続いた。
最後には、「わかった」といって切ってくれたが、電話が終わって思った。
我輩は、こんな優しい友人がいて幸せだ。
Fは、我輩がどん底の時も、長男が心臓病で生まれた時も、いつも心配してくれていた。
Fは、照れ屋で口が悪いので、素直に心配していると言葉には出さないが、いつも心配してくれているのは分かった。
こういった電話もいつもFがかけてくる。
そのFは今、我が母校野球部のOB会副会長をやっている。
現在は、我が同期のキャプテンと副キャプテンの二人が副会長をやっている。
昨年の同窓会で、我輩が次期会長はどっちがなるんだ?と聞いたら、Fが「俺がやる」と言った。
我輩は、Fを応援したい。
Fには本当に感謝している。
Fは高校時代も、クラスでトップで野球内でもトップの成績で非常に優秀だった。
頭もいいし、野球も上手い。
我輩は、当時「Fには何をやってもかなわないな」と心の底から思わせるすごい奴だった。
いつかそのFが会長を務めるようになったら、恩返しの意味で、我輩なりに一つアドバイスをしたいと思うことがある。
それは、組織(チーム)を強く、そして盤石にするには、我輩みたいな、なんでも可能だと思う馬鹿な考え方も必要だということを。
我輩が今まで見てきた優秀なリーダーは、頭がいいだけではなく、一見不可能だと思うことにチャレンジする精神を必ず持っていた。
この精神(考え方)は、頭が優秀な人ほど、世間の常識や、自分の過去の頭で考えた結果だけで、物事を決めつけるところがあり、すぐに不可能だと思ってしまう。
我輩のような馬鹿は、何とかやればできるんじゃないか!と思い、とりあえずチャレンジしてしまう。
そして、失敗する。
そして、またチャレンジする。
これを繰り返すことによって、いつの日か目標を達成できてしまう。
これは、証券会社時代の実体験で得た経験だ。
例えば、頭のいい人は、あそこはわが社は相手にしてくれないと思うところに、我輩は何度も通う。
そうするといつの日か顧客になってくれる。
営業成績も、こんな営業資産じゃトップはとれないと考えるところ、なければ開拓すればいいとコツコツと営業する。
これまたいつの日か、営業でトップを取れてしまう。
要するに、絶対にできると信じて、諦めなければ、目標は必ず達成できるのだ。
だから、母校も、今年の甲子園でベスト8が目標だと言っていたが、それでは決して優勝なんてできないので、是非、優勝を目指してプレイしてほしいと思う。
そういう、メンタルトレーニングも母校の野球部に取り入れてみてはどうかと提案したい。
過去にも、駒沢苫小牧もメンタルトレーニングで2年連続優勝しているし、オリンピックでも、水泳、北京オリンピックまでの女子ソフトボールなどで、取り入れていた。
話はそれてしまったが、Fのような友人がいることに感謝し、来年は必ず同窓会に参加するようにしたいと思う。
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