もしも遭難した時に
タイトルは忘れたが、遭難した人々の映画を妻と見ていた。
最後の方で救出されるシーンである男が、俺は最後でいいからとみんなを優先しているところで、妻が「あなたも最後になるタイプだね」と言った。
確かに自分でもそう思うが、今まで出会った人の中で、我輩よりも後になるだろうと思う人物が3人はいる。
一人は、前職の最初の配属支店の上司だ。
この方は、我輩の命の恩人だ。
まだ、ひよっこ時代の我輩がある顧客のクレームに同行していただいた時、その顧客が包丁で「バカヤロー」と我輩には近づいてきたと、その間に入り、その顧客に「私の部下のどこがバカですか?」と凄みを聞かせて言ってくれて助けてもらった。
それ以外にもたくさんの恩がある。
しかし、十年ほど前にまだ若くしてなくなられたが、我輩はその報告を受けた帰りの電車の中で、人目を気にせずに泣きながら帰ったのを今でも思い出す。
二人目は、同じ支店での直属の先輩だ。
この方も義理人情に熱く、非常に正義感の強い人だ。
証券会社にはそういう人が多かったように思う。
三人目は、組合の専従時代の上司だ。
この方も頑固だが、義理人情に熱い人だ。
いつも電話すると、我輩のことよりも、家族のことを心配してくれている。
三人とも共通しているのが、我輩には非常に厳しかったことだ。
逆に仕事以外の面では優しく、すべてに関して絶対に裏切らない方たちだった。
我輩も前職中にマネージャー職についた時、先輩たちと同じように、部下を全力で守れるマネージャーを意識していた。
現在は、部下を持たない仕事だが、今後、独立し一緒にやって行くパートナーや仲間のために命をかけれるような人になることを自分に誓うことにする。
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