人は生かされている
昔、我輩は自分力で人生は決まると思い生きていた。
高校時代は、本気で甲子園を目指し日夜練習していたが、3年生最後の試合では椎間板ヘルニアのため痛み止めを打っての登板で、さよなら負けを喫してしまった。
その後、大学でも野球を続けたが、実力の差ではなく、精神的な弱さに負けて挫折してしまった。
野球をやめてからの人生は、結構楽しく遊びまくった。
それから、普通に就職しそのまま普通に結婚した。
そのころは、目標や夢なんてなくしており、ただ毎日を何も考えずに暮らすようになっていた。
そして、結婚して一年経過するて子供ができ、長男が生まれた。
我輩は、自分の達成できなかった野球の夢を子供に期待していたが、その子は重度の心臓病で生まれてきた。
先生が言うには、「もって中学まで、それも車椅子の生活を余儀なくすることになるでしょう」と言われた。
野球どころの話ではない。
しかし、その子は今は19歳で大学に通っている。
奇跡としかいいようがない。
長男よりも症状が軽くても亡くなった子をたくさん見てきたが、長男は今も生きている。
長男を見ていると思うが、人は生かされている。
自分の力ではなく、何か知らない力と、多くの人々によって生かされているような気がする。
我輩の人生でも、現在の職場の前のどん底時代に、多くの人々に救われた経験がある。
その人達がいなければ、間違いなく今の自分はいない。
というよりも、生きていなかったかもしれない。
だから、我輩も生かされているのだ。
そういった経験から、自然の流れに身を任せる人生を送るようにしている。
そして、自分の気持ちに素直に行動するようにしている。
そうすることによって、全ての出来事、出会い、そして苦しく、辛い状況も全て受け入れていくるようになった。
受け入れるようになると、あることに気づいた。
人生の出来事は全て必然!
偶然なんてない、全てが必然なのだ。
ということは、今、辛い出来事も必然なら、何か意味があることだと考えれるようになる。
それが、後になると、「あ~、あの経験はコレにつながるのか」と気がつく。
全ての点は、つながっていることに!
だから、人は生かされているんだと理解できるようになる。
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